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乳腺外来

当院の乳腺外来について

約10人に1人の女性が乳癌にかかると言われています。まだ検査を受けられたことのない方は、是非一度検査を受けましょう。
40歳以上の方は早期発見のため、自覚症状がなくても、乳がん検診をおすすめします。
乳房にしこりなど、症状がある場合は保険診療で乳腺外来を受診してください。

乳腺外来の料金表

こんなお悩みありませんか?

  • 乳房や腋窩にしこりがある
  • 乳房から分泌物がでる
  • 乳房に痛みがある
  • お胸のことで気になることがある

乳腺に関するよくある症状・疾患

  • 乳腺症

    乳腺症は、特に30代後半から閉経前後の女性に見られる一般的な状態です。女性ホルモンのバランスが乱れることで、乳房の痛みやしこりが生じます。基本的には積極的な治療は行わず、経過観察が中心です。視診、触診、乳腺エコー、マンモグラフィーなどを用いて、治療すべきかどうかを判断します。

  • 乳腺炎

    乳腺炎は、文字通り乳腺に炎症が生じている状態です。大きく分けると、授乳期に起こるものと、細菌感染によるものがあります。授乳期に起こるものは、さまざまな要因で母乳がうまく流れない乳汁うっ滞によって発症します。このような授乳期特有の乳腺炎に関しては、乳房マッサージや搾乳で対応するのが一般的です。
    一方で乳管や乳腺組織への細菌感染による炎症の場合、抗生剤治療や外科的処置が行われます。

  • 線維腺腫

    線維腺腫は、乳房に発生する良性の腫瘤です。乳房の上皮性成分と結合組織性成分の過剰増殖によって生じると考えられていますが、正確な原因はまだ明確には解明されていません。
    多くの場合、乳房に明瞭なしこりが現れることで症状に気づく方が多いようです。しこりを感じた場合、まずは乳がんなどの悪性疾患でないかを確認するために、専門医の検査を受けるようにしましょう。
    線維腺腫は基本的に経過観察をご提案しますが、悪性の可能性が完全に否定できない状況では、摘出手術が必要になることもあります。

  • 乳汁漏

    産後の期間以外での乳汁分泌は、乳汁を生成するプロラクチンの過剰分泌によって引き起こされます。脳下垂体にあるプロラクチン産生腫瘍や、プロラクチンの分泌を促す薬物の使用が過剰分泌の主な原因と言われています。
    多くの場合、健康上のトラブルを引き起こすことはありません。しかし、乳癌の初期段階で乳頭から分泌物が出ることがあります。この分泌物は片方の乳房からのみ出ることが多く、血を含む場合もあります。予期せぬ乳汁分泌を経験した場合は、速やかに医療機関を受診することが重要です。

乳がんのリスク因子

血縁者に乳がんになった方がいる、または良性乳腺疾患にかかった事があると、他の人と比較して乳がんになるリスクが高くなります。他にも肥満、喫煙、アルコール摂取、低用量経口避妊薬や低用量エストロゲン・プロゲステロン配合薬の使用、閉経後のホルモン補充療法などが乳がんのリスクを高める可能性があります。逆に大豆、乳製品の摂取、運動はリスクを低下させる可能性があります。気になる方は一度検診を受けて下さい。検診後のアドバイスもさせていただきます。

乳腺外来の診療

  • 保険診療

    乳がんの症状には乳房のしこり、乳頭の分泌物、腋窩(脇の下)のしこりなどがあります。進行すると皮膚のひきつれや発赤などの症状も出現します。心当たりがある方は、乳腺外来を受診してください。また、乳がんや良性腫瘍などになったことがあり、その後の経過観察を希望される方も保険診療での受診ができます。

  • 乳がん検診

    尼崎市在住の40歳以上の方は、「対策型がん検診」のマンモグラフィ検診を2年に1回受けることができます。費用負担が軽減されており、2方向のマンモグラフィ撮影をします。(4月1日時点で40歳の方は無料クーポンがご自宅に届きますので、ご持参いただくと無料になります。)
    リスク因子があるなど気になる方は、対策型がん検診を受けない年も「任意型がん検診」を受けることが可能です。尼崎市在住以外の方、40歳未満で検診希望の方も同様です。「任意型がん検診」は自費となります。

    乳がん検診

当院で行うことの出来る検査

  • マンモグラフィ

    乳房を圧迫してX線撮影を行います。通常、2方向で撮影します。しこりや石灰化を見つけることにより、乳がんの早期発見に有用です。多少、痛みを伴うことと、X線被曝の不利益はあるものの、とても大事な検査です。
    月経のある方は、月経後に検査することをおすすめします。
    若い方、特に40歳未満のマンモグラフィは乳腺濃度が高くしこりを判断しにくいことがあります。その場合は乳房超音波検査が有用です。

  • 乳房超音波検査(エコー)

    乳房に超音波をあてて行う画像検査です。痛みや被曝がなく、しこりを見つけるのに有用です。
    マンモグラフィ検診で精密検査が必要となった場合に追加しておこなう事により、悪性かどうかを画像的に判断します。
    悪性を疑う場合は、さらに穿刺吸引細胞診や針生検などの精密検査へすすみます。

  • 穿刺吸引細胞診

    エコーなどで見つかったしこりなどの病変部に、直接細い針を穿刺して、注射器で細胞を吸引して採取します。それを顕微鏡で観察し、良悪性の診断をします。

  • 針生検
    (Core needle biopsy)

    穿刺吸引細胞診と同様に、病変部に針を穿刺して行う検査ですが、局所麻酔をして少し太い針を使用します。ばねの力を利用して組織を切り取り採取します。穿刺吸引細胞診より、良悪性の判断のみならず、乳がんであれば特殊な染色を行い、どのようなタイプの乳がんかなどの診断も可能です。