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~ 子宮卵管造影検査について ~

こんにちは😊JUNレディースクリニックです🏥

今回は、不妊治療の検査項目2つ目
【子宮卵管造影検査】についてお話いたします。

📝子宮卵管造影検査とは?
子宮卵管造影検査(HSG)とは、子宮や卵管の状態を調べる検査です。
不妊症の基礎検査として行われ卵管の狭窄(通路が狭い状態)や閉塞(通路が無い状態)を調べることができます。
卵管の狭窄や閉鎖は不妊の原因となるため、不妊治療の初期段階で検査を受けることをおすすめしております。

📝検査を行う目的
🔹卵管の詰まりや狭窄を把握します。
🔹子宮内が造影されることで子宮内の粘膜下筋腫・ポリープの有無も見ます。
🔹卵管采周囲の癒着の有無を確認します。

―検査の流れ―
①内診台にて子宮内にチューブを挿入します。
②レントゲン室に移動します。
③チューブより造影剤を注入します。
④造影剤を注入しながらレントゲン撮影を行います。

当院では安全とされている、水溶性造影剤を使用しております。
水溶性造影剤とは検査用薬剤として使用される薬剤で、低浸透圧性のため局所刺激が少なく、腹膜から血管に吸収され尿として排出されます。
検査結果が卵管狭窄の場合は通水治療を3周期にわたって行います。閉塞の場合は卵管鏡下卵管形成術(FT)の手術のできる施設へご紹介することがあります。

卵管造影検査は、不妊治療の一環として行われる検査です。
早期に検査を行い原因をお調べすることで治療を開始することができます。卵管にトラブルがあると自然妊娠やタイミング法、人工授精でもなかなか妊娠に至らない可能性が高いため、なるべく早く検査を受けるようにしましょう。